子供にスマホを持たせたいけど、使えるのはLINEだけにしたい。
そんなお悩みを持つ親御さんは、多いです。
本記事では、子供のスマホをLINEだけにする方法や手順をはじめ、毎月の費用を抑えるための最適な通信契約やおすすめの機種まで、わかりやすく解説しています。
最後まで読んで、子供が安心して使えるスマホ環境を整えていきましょう。

けい元携帯ショップ店長
2児(小学生と中学生)の父。携帯業界で10年以上の勤務経験があり、2014年から10社以上利用している格安SIMマニア。2019年に格安SIMのブログを立ち上げてから、気がつけば5年以上も毎日格安SIMの比較ばっかりしています。
子供のスマホをLINEだけにできる?元プロの回答
- 通信契約でLINEだけに制限することはできない
- スマホの設定で「電話とLINEだけ」に制限することは可能
子供のスマホをLINEだけにする場合、スマホの設定が必要です。
実は、通信会社との契約内容でLINEだけに制限することはできません。
通信契約でLINEだけに制限することはできない
通信契約で制限できるのは、「電話機能」と「SMS機能」だけ。
データ通信を「LINEだけ」に制限することは、契約レベルではできません。
スマホの設定で、LINEだけ使えるように制限する必要があります。
アプリの制限を設定すれば、電話とLINEだけにできる
子供のスマホにアプリの制限を設定すれば、電話とLINEだけ使える状態にできます。
電話アプリだけは制限できませんが、待受画面に出さないなどの工夫すればLINEしか使えない状態を作れます。
このようにアプリの制限をかければ、LINEだけ使えるスマホ環境に整えることができますよ。
子供のスマホをLINEだけに制限する具体的な設定手順
ここからは、スマホのOS(iPhone / Android)別に、LINEだけ使えるよう制限する手順を紹介していきますね。
iPhoneはスクリーンタイムで設定
- 「設定」アプリを開き、「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにする
- 「許可されたアプリを機能」をタップし、すべてのチェックを外す
- 「コンテンツとプライバシーの制限」に戻り、「iTunesおよびApp Storeでの購入」をタップ
- 「アプリのインストール」をタップし、「許可しない」に変更する
上記の手順で、子供のiPhoneをLINEだけ使えるように制限して、追加でアプリをインストールできない状態になります。
実は、LINEは12歳以上が対象年齢になっているため、12歳未満のAppleアカウントではLINEがインストールできません。
以下の設定を変更して解決できるので、確認してみてください。
- 設定を開き、スクリーンタイム>コンテンツとプライバシーの制限の順にタップする
- 「App Store、メディア、Web、およびゲーム」をタップ
- 「アプリ」をタップして「12+」に変更する
Androidはファミリーリンクで設定
- 親のスマホでファミリーリンクアプリを開く
- 下のメニューから「利用時間」をタップ
- 「利用時間の制限」>「アプリの利用制限」の順にタップ
- LINE以外のアプリをそれぞれタップし、「許可されたアプリ」をオフにしていく
- LINE以外のアプリが「ブロック中」となったことを確認し、「完了」をタップ
- 左上の「<」をタップして前の画面に戻り、下のメニューから「管理」をタップ
- 「Google Play」>「承認を必要とするコンテンツ」の順にタップ
- 「すべてのコンテンツ」が選択されていることを確認する(違う場合は変更する)
上記の手順で、子供のAndroidスマホでLINEだけ使えるように制限し、追加でアプリをインストールできない状態になります。
子供のスマホでLINEだけ使うならLINEMOが最適
子供のスマホでLINEだけ使うなら、大手キャリアの割高な契約は不要です。
格安SIMを10社以上使い比べた元プロの結論は、子供のLINE用スマホにはLINEMOが最適。
月額990円でLINEが使い放題
LINEMOには、LINEのトークや通話がギガ消費ゼロで使える「LINEギガフリー」というサービスがあります。
INEはどれだけ使ってもデータ量がカウントされないので、2段階性プランのLINEMOでも月額990円でずっと使えます。
ソフトバンク回線で通信も安定
LINEMOは、ソフトバンクと同じ回線を使用しています。
全国にアンテナ(基地局)があり、プラチナバンドにも対応。
地方や地下でも繋がりやすく、他の格安SIMの使い勝手が落ちる、お昼や夕方などの混雑する時間帯(12時台や18時台)もストレスなく使えます。

LINEだけ使う子供のスマホをさらに安くしたいなら格安SIMの選び方に注意
「もっと安く使いたい…」というご家庭には、格安SIMを選ぶのもひとつの手段です。
ただし注意点もあるので、事前に確認しておきましょう。
SMS機能付きデータSIMならもっと安く使える
SIMタイプ | 対応している機能 | 特徴 |
---|---|---|
音声SIM | 通話、SMS、データ通信 | 私達が普段使っているスマホはこの契約です |
SMS機能付きデータSIM | SMS、データ通信 | いわゆるタブレット用の契約、電話番号はあるけど通話はできません |
データSIM | データ通信 | タブレット用の契約からSMSをなくした契約、データ通信のみ利用できます |
格安SIMには、上記の3つの契約方法があります。
LINEの新規登録や引き継ぎにはSMS認証が必要なので、「SMS機能付きのデータSIM」が最安で使える選択肢。
SMS機能付きのデータSIMは、月額550~990円ほどで利用できるので、子供のLINE専用のスマホを料金重視で持たせたい場合はぴったりです。
SMS機能付きのデータSIMを選ぶならここに注意
「SMS機能付きのデータSIM」は、LINEMOのような大手キャリアからは提供されていません。
「SMS機能付きのデータSIM」を提供しているのは、mineoやイオンモバイルなどの格安SIMとなっています。
ただし、こうした格安SIMには、利用者が増える混雑時(12時台や18時台)に通信速度が大きく低下しやすいデメリットがあります。
文字だけのLINEなら問題ないですが、通話や画像・動画の送受信が多いと、かなりストレスに感じることも…。
通話や画像・動画の送受信をする可能性があるなら、通信の安定したLINEMOを選んでおくと安心です。

LINEだけ使う子供のスマホは安い機種やお下がりでもOK
LINEだけ使う子供のスマホに、最新の高性能なスマホは必要ありません。
費用を抑えるなら、2万円程度の安い機種やお下がりスマホでも十分です。
Androidスマホなら2万円程度でもLINEが使える
Androidスマホなら、上記の2万円程度の安い機種でも十分LINEが使えます。
携帯ショップの店員には売りたい機種があるので、ある程度高い機種を理由をつけて提案してきますが、気にする必要はありません。
親がiPhoneなら子供のスマホもiPhoneの方が管理が楽
- 子供のAppleアカウントを管理しやすい
- 親のiPhoneでスクリーンタイムの設定ができる
このような観点から、親がiPhoneなら子供のスマホもiPhoneにする方が楽です。
iPhoneはAndroidスマホに比べて割高ですが、十分高性能な廉価版モデルも販売されています。
ご予算に合わせて選んでみてください。
機種名 | 種類 | 参考価格 | 購入サイト |
---|---|---|---|
iPhone 16 128GB | 通常モデル | Amazon:124,800円 楽天市場:123,300円 | Amazon 楽天市場 |
iPhone 16e 128GB | 廉価版モデル | Amazon:99,800円 楽天市場:105,500円 | Amazon 楽天市場 |
お下がりスマホを使う場合、スマホのOSバージョンに注意が必要
- iOS14以上(iPhone 6以前の機種は使用不可)
- Android 7以上
LINEを使えるOSのバージョン(システムの型式)は、上記のとおり決まっています。
要件を満たしていない場合、LINEをインストールすることすらできません。
お下がりスマホを使う前に、設定アプリからOSのバージョンを確認してみてください。
- iPhone:
設定アプリを開いて、一般>情報の順にタップして、「iOSバージョン」を確認 - Android:
設定アプリを開いて、デバイス情報をタップし「Androidバージョン」を確認
LINEの動作要件を満たしていなかった場合、新しいスマホに買い替える必要があります。
購入するスマホは、前述したお手頃な機種で十分ですよ。
子供のスマホをLINEだけにする方法のまとめ
- 子供のスマホをLINEだけにするには、通信契約ではなくスマホの設定で制限する
- LINEだけ使う子供のスマホには、LINEMOが最適
- 料金重視で選ぶなら、SMS機能付きデータSIMのmineoやイオンモバイルが選択肢に
- LINEだけの利用なら、2万円程度の安い機種やお下がりスマホでも十分に対応可能
子供のスマホをLINEだけに制限するには、スマホの設定が必要です。
iPhoneならスクリーンタイム、Androidならファミリーリンクで設定していきます。
携帯会社の通信契約で、LINEだけ使えるよう制限する方法はないのでご注意ください。
また、LINEだけ使う子供のスマホに、大手キャリアの割高な料金プランを契約したり、高性能なスマホを購入する必要はありません。
今や大手キャリアでも格安SIMブランドを提供している時代。
LINEだけ使う子供のスマホには、LINEがギガ消費ゼロで使い放題になるLINEMOが最適です。
スマホ本体もこだわりがなければ2万円程度のモノでも十分対応できますよ。
なお、LINEMOの口コミや特徴は「LINEMOは子供に持たせて安心?実際の口コミからメリット・デメリットまで徹底解説」でまとめています。

気になった方は、ぜひ参考にしてみてください。

