子供のスマホルールの作り方|迷ったときの7カ条とわが家の事例もご紹介

子供のスマホルールの作り方

スマホを子供に持たせるとき、どんなルールを決めればいいのか悩みますよね…。

「ルールを作っても守ってくれない」「どこまで制限すればいいのか分からない」と不安になる方も多いはず。

本記事では、親子で納得できるスマホルールの作り方を具体的な手順とわが家の事例を交えて解説しています。

この記事を読めば、子供に合ったスマホルールが作れて、安心してスマホを持たせられるようになりますよ。

ぜひ最後まで読んで、あなたの家庭にぴったりのルール作りに役立ててください。

けい

けい元携帯ショップ店長

2児(小学生と中学生)の父。携帯業界で10年以上の勤務経験があり、2014年から10社以上利用している格安SIMマニア。2019年に格安SIMのブログを立ち上げてから、気がつけば5年以上も毎日格安SIMの比較ばっかりしています。

目次

子供のスマホルールは「親子で作る」が効果的!その3つの理由とは?

  • 一方的なスマホルールは、子供の反感を買い逆効果になりやすい
  • 子供が背景や理由を理解でき、親子で納得のスマホルールが作れる
  • 子供と話し合うことで「自分の意見も聞いてもらえた」と信頼関係が深まる

これらの理由から、子供のスマホルールは「親子で話し合って決める」方がうまくいきます。

実際、「子供がスマホルールを守らない!」と悩むご家庭は、親が一方的にルールを決めているケースが多いです。

子供が納得して守るスマホルールは、やっぱり「親子で一緒に作る」ことが大切です。

子供のスマホルール作りで失敗しない5つの手順

子供のスマホルールは、次の5つの手順で作りましょう。

親子で一緒に作ることで、「子供が守れる」納得度の高いルールになります。

  1. スマホのリスクを親子で学ぶ
  2. チェックシートを使って意識合わせをする
  3. お互いの意見を1つにまとめる
  4. 完成したルールを見える場所に貼る
  5. 半年に1回は親子でルールを見直す

①スマホのリスクを親子で学ぶ

子供が納得できるスマホルールを作るには、ルールの背景にある「なぜ?」を理解することが大切です。

理由がわからないルールは、子供にとって「ただの押し付け」に感じてしまうからです。

まずは、親子で一緒にスマホの使い方やリスクを理解することから始めてみてください。

私はNTTドコモの「スマホ・ネット安全教室 for family」で学びました。

②チェックシートを使って意識合わせをする

出典:https://www.docomo.ne.jp/corporate/csr/social/sustaina_school/educational_family/

次に、チェックシートを使って親子の意識合わせを行います。

使うのは、NTTドコモのチェックシート。手順①で学習した内容に沿っているのと、自然と親子で意識のすり合わせができる作りになっていて、使いやすかったです。

うちの子がそうでしたが、手順のとおりに進めてスマホのリスクを理解していたので「こうした方がいいよね~」とチェックシートを埋めていました。

子供の視点を確認するいい機会になるので、親子でスマホに対する考えを確認してみてください。

③お互いの意見を1つにまとめる

親子で意識合わせをしたら、それぞれの意見をもとに、スマホルールを一緒に作っていきましょう。

ここで大切なことは、「しっかり親子で話し合うこと」です。

子供の意見を聞き入れつつ、親の心配ごとも正直に伝えてください。

お互いの気持ちを理解しながら、現実的で守りやすいルールにまとめていくことがポイントです。

④完成したルールを見える場所に貼る

子供のスマホルールが完成したら、印刷もしくは書き出して、目のつく場所に貼り付けると効果的です。

せっかくルールを作っても、普段から意識しないと忘れてしまうからです。

うちは、リビングのカレンダーの横に貼り付けました。

おかげで、ふとしたときに目に入ってくるので忘れることがありません。

⑤半年に1回は親子でルールを見直す

最後に、子供のスマホルールは、少なくとも半年に1回は親子で見直すようにしましょう。

子供の成長とスマホの進化は非常に早いので、使い方や生活環境などに合わせて柔軟な対応が必要。

スマホルールの見直しをとおして、親子で話すきっかけにもなります。

迷ったときに参考にしたい子供の「スマホルール7カ条」

  • ルール1:スマホは「親が買って契約し子どもに貸している物」ということを忘れません。
  • ルール2:スマホの使用は、夜〇時までとします。
  • ルール3:スマホを使用・充電する場所は、リビング・ダイニングに限ります。
  • ルール4:食事中にスマホは使用しません。
  • ルール5:スマホをいじらない時間に、家庭で楽しく過ごせることを考えましょう。
  • ルール6:スマホによるトラブルが生じたら、すぐに親に相談します。
  • ルール7:守れなかったときには、〇日間、親にスマホを返します。
出典:https://storyweb.jp/lifestyle/190299/

こちらは、教育評論家の尾木ママが提言している「スマホルール7カ条」。

親目線で「ここだけは守ってほしい」という基本が、シンプルにまとまっていて参考になります。

ただし、使い方には少し注意が必要…というのが当ブログの考えです。

というのも、このルールを一方的に決めてしまうと、子供にとっては「押し付けられたルール」に感じてしまう可能性があるからです。

あくまで「親としてはこう考えているよ」と、スマホルールの話し合いのなかで使うのがおすすめ。

子供が、親の気持ちを理解するきっかけに繋がります。

子供と一緒に作った「わが家のスマホルール」をご紹介

わが家のスマホルール(上の子は中学1年生、下の子は小学5年生)

わが家のスマホルールは、子供たちが安心して使えるよう、家庭の方針や子供の性格に合わせて話し合いながら作りました。

それぞれ、どんな経緯で決めたのかご紹介していきますね。

寝る時間=スマホの終了時間にしました

わが家のスマホルール①

スマホの使用時間は、子供の就寝時間と同じ時間にしました。

上の子(中学1年生)は23時まで、下の子(小学5年生)は21時までです。

本当は、アプリ別に使用時間を制限しようと検討しましたが…、子供がスマホを使っている姿を想像したときに「それではスマホを持たせる意味が薄れるなあ…」と考え、止めることにしました。

わが家では、幼稚園のころから「寝る前にスマホ触ると眠れなくなるから触っちゃダメだよ」と妻が言い聞かせていたおかげか、今のところ使用時間を破っている様子はありません。

使用場所を小学生まではリビング、中学生からは自室もOKに

わが家のスマホルール②

スマホの利用場所は、小学生まではリビングに限定、中学生以降は自室も許可することにしました。

部屋にこもってスマホを使う心配もありましたが、アラームを設定して「自分で起きる習慣」を身に着けてほしくてそうしました。

心配していたスマホの使用時間は、自室での使用を許可してから極端に増えることもなく、今のところ順調。

顔を合わせてごはんを食べるタイミングで、意識的に学校や勉強の話題を取り扱っていることも効いているかもしれませんね。

課金は「お金の価値」がわかるまでは親の許可制

わが家のスマホルール③

スマホの課金関連は、私のタブレットでゲームをしていた幼稚園の頃からずっと許可制。

課金については、「お金の価値」が理解できるまで変更しないつもりでいます。

幼稚園のころから、作ったジュースを私や妻、祖父母に販売させてみたり、貯まったお駄賃をおもちゃやガチャガチャで使ってみたりして、お金の価値をちょっとずつ教えていますが…、まだ先は長そうです。

スーパーに行けば「あれ買って!」、ショッピングセンターに行けば「これが欲しい!」と、2人とも何でも欲しくなる性格なので、課金を解放したら歯止めが効かなくなることでしょう…。

どんなモノでも簡単に買い与えることはしていないので、課金に関して特に子供からの不満は出ていません。

むしろ、「誕生日だからこのゲームの課金をしてほしい」と可愛らしいお願いをしてきます。笑

ごはん中や会話中はスマホを触らない約束に

わが家のスマホルール④

スマホ利用のマナーは、「食事中や会話中は使わない」という内容にしました。

単純に失礼だし、テレビに夢中になって「食事が進まない」「親の声が耳に入らない」状態だから、スマホでも同じ状態になることが目に見えているからです。

「スマホもテレビと同じで夢中になっちゃうから、ごはんを食べるときとお話するときは触らないようにしようか」と提案したところ、子供の理解を得られました。

わが家では、食事中はスマホを一箇所にまとめておくことにしています。

子供を守るため、ネットの使い方に3つのルールを設けました

わが家のスマホルール⑤
わが家のスマホルール⑥
  • ネットの人と直接会わない
  • 自分や友達の顔写真や住所、学校名など「この人のことだ」とわかる情報をネットやSNSに投稿しない
  • 自分や友達を傷つけるやり取りや写真・動画は送らない、ネットやSNSに投稿しない

このように、その他のつのルールも作成。

うち子は、2人とも女の子なので、特にネットでのトラブルを意識した内容にしています。

子供のうちから、心も体も傷つくのは親としても避けたいので、ここはしっかりと話し合い理解してもらいました。

ルールを守れなかったときに「時間制限」を一時的に設定することに

わが家のスマホルール⑦

わが家では、「スマホルールを守らなかったら没収」という罰は与えていません。

その代わり、1回ルールを破ったら、翌日だけスマホの使用時間を1時間に制限する「条件」を話し合って決めました。

子供なりに「振り返り」と「気付き」のきっかけにしてほしいからです。

親もそうだと思いますが、スマホを取り上げられたら困りますよね…。

気になったことを調べたり、レシピを調べたり、空き時間にInstagramやYouTube見てひと息ついたり…、それを取り上げられたら、怒りや悲しみ感情で反省することが難しくなります。

なので、ルールを守らなかったら「使用時間を制限する」というルールを設けました。

まとめ|子供のスマホルールは「わが家らしさ」で決めて問題なし

子供のスマホルールに「正解」はありません。

それぞれの家庭の方針や、子供の性格に合わせて決めれば大丈夫です。

大切なのは、親が一方的にルールを決めるのではなく、子供と一緒に話し合いながら作ること。

一方的なルールは、かえって反発を招いてしまうこともあります…。

まずは、本記事の手順を参考に、スマホのリスクや使い方について親子でしっかり話し合ってみてください。

親子で納得して決めたスマホルールなら、きっと長く守っていけるはずです。

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