キッズ携帯・スマホは何歳から?みんなの携帯デビュー年齢とその理由を徹底分析

キッズ携帯やスマホは何歳から?

「キッズ携帯やスマホって何歳から持たせてるんだろう…?」こう悩む、保護者の方は多いはず。

本記事では、みんなが何歳からキッズ携帯やスマホを持たせているのか、また、どんな理由で携帯電話をもたせたのかを統計データを元に徹底解説していきます。

けい

けい元携帯ショップ店長

2児(小学生と中学生)の父。携帯業界で10年以上の勤務経験があり、2014年から10社以上利用している格安SIMマニア。2019年に格安SIMのブログを立ち上げてから、気がつけば5年以上も毎日格安SIMの比較ばっかりしています。

目次

キッズ携帯やスマホは何歳から?所有開始の低年齢化が進む

キッズ携帯スマホ
2019年9.1歳11.3歳
2020年8.9歳10.8歳
2021年8.1歳10.6歳
2022年8.1歳10.6歳
2023年10.6歳
2024年10.3歳
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所

NTTドコモ モバイル社会研究所の最新の調査によると、キッズ携帯を持たせた平均年齢は8.1歳、スマホを持たせた平均年齢は10.3歳となっています。

2019年の平均年齢と比較すると、キッズ携帯・スマホともに1歳下がっている状況。

キッズ携帯は「小学3年生から小学2年生」へ、スマホは「小学5年生から小学4年生」へ、携帯電話を持たせる年齢が早まっていることが確認できます。

携帯ショップで働いていたころも実感していましたが、高校入学のタイミングでガラケーを買ってもらった時代の人間なので、ずいぶんと早くなったと感じています。

キッズ携帯は、小学2年生から検討するご家庭が多い傾向

年齢学年キッズ携帯を持たせた割合
5歳以下年長以下4%
6歳年長~小学1年生16%
7歳小学1~2年生26%
8歳小学2~3年生18%
9歳小学3~4年生14%
10歳小学4~5年生12%
11歳小学5~6年生6%
12歳小学6年生~中学1年生2%
13歳中学1~2年生3%
14歳中学2~3年生0%
15歳中学3年生0%
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所|キッズ携帯所有開始年齢

キッズ携帯を持たせた年齢で最も多いのは、小学1年生の7歳で26%となっていますが、6歳から10歳(小学1~3年生)までも、10%以上を占めている状態。

このことから、小学校入学前後にキッズ携帯を持たせるご家庭が多い状況が読み取れます。

小学校に入学し、1人で登下校するようになったり、放課後の行動範囲が少し広がったりするタイミングで「もしものときの連絡手段」として持たせているケースが多いと考えられますね。

スマホは、小学4・5年生から持ち始めるお子さんが急増する

年齢学年スマホを持たせた割合
5歳以下年長以下2%
6歳年長~小学1年生4%
7歳小学1~2年生7%
8歳小学2~3年生5%
9歳小学3~4年生7%
10歳小学4~5年生14%
11歳小学5~6年生18%
12歳小学6~中学1年生30%
13歳中学1~2年生9%
14歳中学2~3年生4%
15歳中学3年生0%
出典:出典:NTTドコモ モバイル社会研究所|スマホ所有開始年齢

スマホを持たせた年齢で最も多いのは、小学6年生の12歳で30%でした。

次いで、小学5年生の11歳が18%、小学4年生の10歳が14%と続きます。

このことから、スマホデビューするお子さんは「小学4年生の終わりから小学5年生」にかけて多くなることが確認できます。

特に12歳の割合が圧倒的多く、中学校入学を前にスマホを持たせる傾向が強いと言えますね。

小中学生のキッズ携帯・スマホの所有状況

ここからは、学年別にキッズ携帯とスマホの所有状況を確認していきましょう。

小学1・2年生は「携帯電話を持っていない」が8割超え

出典:モバイル社会研究所
キッズ携帯スマホ携帯電話未所有
2018年20%6%74%
2019年16%5%78%
2020年11%9%80%
2021年11%15%73%
2022年10%16%74%
2023年10%18%71%
2024年10%18%73%
小学校低学年(1~3年生)の携帯電話所有率の推移

小学1・2年生は携帯電話を持っていないお子さんが8割以上と多数派。

小学1・2年生の時期は、まだ行動範囲も狭く、保護者と一緒の時間が長いため、携帯電話の必要性を感じないご家庭が多いと考えられます。

小学3年生から「携帯デビュー」が増え始める

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
学年年齢キッズ携帯スマホ携帯電話未保有
小学1年生6~7歳4%11%84%
小学2年生7~8歳6%13%80%
小学3年生8~9歳13%29%58%
携帯電話所有率

小学3年生になると、状況が一変します。

小学2年生から小学3年生にかけて、携帯電話全体の所有率が約2倍の42%に急増。

内訳を見ると、キッズ携帯の所有率は13%、スマホの所有率は29%となっており、お子さんに持たせる携帯電話にスマホを選ぶご家庭の方が倍以上多くなります。

小学3年生ごろから習い事や塾に通い始め、1人で行動する機会が増えることで、携帯電話の必要性が高まってくることが伺えますね。

小学4~6年生で「スマホデビュー」が本格化

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
キッズ携帯スマホ携帯電話未所有
2018年24%17%59%
2019年30%25%45%
2020年22%20%59%
2021年18%33%48%
2022年15%37%48%
2023年16%42%42%
2024年12%52%38%
小学校高学年(4~6年生)の携帯電話所有率の推移

小学4~6年生のスマホ所有率は、2018年から2024年の「6年間で17%から52%」に変化し、ついに半数以上のお子さんがスマホを持っている状況になっています。

一方で、キッズ携帯の所有率は「6年間で24%から12%」へと半減。

お子さんの携帯電話デビューが、キッズ携帯からスマホにシフトしていることは明らかですね。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
学年年齢キッズ携帯スマホ携帯電話未保有
小学4年生9~10歳9%34%56%
小学5年生10~11歳13%41%46%
小学6年生11~12歳3%62%35%
小学校高学年(4~6年生)の携帯電話所有率

特に、小学6年生になると、なんと62%の子供がスマホを持っている状況になります。

中学校入学を控えること時期に、友達との連絡手段や情報収集のためにスマホデビューをするお子さんが一気に増える傾向が確認できますね。

中学生になると「スマホを持っていて当たり前」に変化

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
キッズ携帯スマホ携帯電話未所有
2018年2%59%39%
2019年4%81%15%
2020年4%67%29%
2021年2%79%19%
2022年1%76%23%
2023年1%79%20%
2024年3%87%11%
中学生の携帯電話所有率の推移

中学生のスマホの所有率は年々上昇し、2024年には87%にまで達しています。

一方で、キッズ携帯を持っている子供は横ばいでごく少数。

もはや「スマホを持っていて当たり前」という状況ですね。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
学年年齢キッズ携帯スマホ携帯電話未保有
中学1年生12~13歳4%75%21%
中学2年生13~14歳1%81%19%
中学3年生14~15歳1%92%7%
中学生の携帯電話所有率

学年別にスマホの所有率を見てみると、中学1年生で75%、中学2年生で81%、中学3年生になると92%となり、ほとんどの子供がスマホを持っている状況になっています。

中学生になると、部活動や友達との連絡、調べものやSNSなど、生活のあらゆる場面で必需品になっていることが読み取れますね。

キッズ携帯やスマホを持たせた理由とは

キッズ携帯やスマホを「周りの保護者がどんな理由で持たせているのか」、統計から見てみいきましょう。

キッズ携帯を持たせた1番の理由は「親の安心」

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
持たせた理由全体男子女子
緊急時の連絡75%79%72%
子がいる場所の把握51%52%50%
塾や習い事に通い始めた34%33%36%
進学または進級13%12%14%
親の働き方が変わった11%13%9%
キッズ携帯を持たせた理由

キッズ携帯を持たせる1番の理由は、「緊急時の連絡」が75%と多いです。

次に多いのは、「子がいる場所の把握」が51%となっています。

このことから、キッズ携帯はお子さんの「安全」と「見守り」のために選ばれていることがよくわかりますね。

スマホは子供の成長によって理由が変化する

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
持たせた理由小学校低学年小学校高学年中学生
男子女子男子女子男子女子
緊急時の連絡54%59%54%60%50%46%
子がいる場所の把握45%49%37%34%29%28%
塾や習い事に通い始めた11%14%16%22%20%16%
進学または進級6%3%5%11%40%31%
子供に欲しいと言われた18%23%31%34%48%42%
友達が持ち始めた6%12%27%24%31%43%
学校や部活、塾で必要1%3%13%6%24%17%
親の働き方が変わった8%7%13%9%4%3%
スマホを持たせた理由

スマホの持たせた理由も、「緊急時の連絡」が1番多い結果になっていますが、保護者の「安心したい気持ち」から「子供の希望」や「友達との付き合い」へと変化もしています。

小学校高学年から「子供の希望」が増える

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
持たせた理由小学校高学年
男子女子
子供に欲しいと言われた31%34%
友達が持ち始めた27%24%
小学校高学年にスマホを持たせた理由

小学校高学年になると、「子供に欲しいと言われた」という理由が30%以上に増えていきます。

「友達が持ち始めた」という理由も増加することから、子供がスマホを欲しがる時期になっていることがわかりますね。

中学生になると「周りの影響」がより強くなる

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所
持たせた理由中学生
男子女子
子供に欲しいと言われた48%42%
友達が持ち始めた31%43%
中学生にスマホを持たせた理由

中学生になると、「子供が欲しい」「友達が持ち始めた」という理由がさらに増えていきます。

スマホの保有率が8割を超えており、「スマホを持っていて当たり前」という状況のため、スマホがないとないと学校生活で困ることも増えてくると考えられますね。

まとめ|キッズ携帯やスマホを何歳から持たせた?平均年齢とその理由

キッズ携帯・スマホを何歳から持たせたか
  • キッズ携帯:平均8.1歳(小学2年生ごろ)
  • スマホ:平均10.3歳(小学4~5年生ごろ)

子供にキッズ携帯やスマホを持たせる年齢は、年々早まっており、特に小学4年生からスマホを持ち始める子供が急増しています。

小学6年生になると、スマホを持っている子供が半数以上になり、中学生以上になるとほとんどの子供がスマホを持っている状況になっています。

また、子供に携帯電話を持たせた理由は、キッズ携帯が「緊急時の連絡」や「居場所の確認」といった安全のため。

スマホの場合は、「子供の希望」や「友達が持ち始めた」といった、お子さんの社会性が大きく影響しています。

これらの情報を元に、ご家庭の方針や子供の性格などに合わせて、キッズ携帯かスマホどちらを選ぶか決めていきましょう。

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