キッズ携帯とスマホならどっちがいい?業界歴10年の親が徹底比較した結論

キッズ携帯とスマホどっちがいい?

「キッズ携帯とスマホ、どっちを持たせるべき?」小学生のお子さんに携帯を持たせるタイミングで、こんな悩みを持つ親御さんは少なくありません。

料金・安全性・連絡手段・位置情報など、選ぶポイントはたくさんありますが、正解はご家庭によってさまざま。

本記事では、携帯業界で10年以上勤務した経験を持つ筆者が、キッズ携帯とスマホの違いをわかりやすく整理し、どっちを選ぶべきかを親目線で解説しています。

最後まで読むことで、お子さんにとって最適な選択肢がきっと見つかるはず。ぜひ参考にしてみてください。

けい

けい元携帯ショップ店長

2児(小学生と中学生)の父。携帯業界で10年以上の勤務経験があり、2014年から10社以上利用している格安SIMマニア。2019年に格安SIMのブログを立ち上げてから、気がつけば5年以上も毎日格安SIMの比較ばっかりしています。

目次

キッズ携帯とスマホならどっちを持たせる?業界経験10年の私の答えは「スマホ」

キッズ携帯とスマホのどっちがいいか…、携帯業界で10年以上働いた私の答えは「基本的にはスマホを持たせる」です。

理由は4つ。それぞれ細かく紹介していきますね。

LINEが使える

1つ目の理由は、LINEが使えるから。

実は、キッズ携帯にはアプリを追加する機能がないので、LINEを含め他のアプリが一切使えません。

今や連絡手段の中心は「LINE」というご家庭も多いですよね。

キッズ携帯でLINEが使えないのは、かなり不便です。

親の携帯会社を問わない

2つ目の理由は、スマホなら親の携帯会社を問わないから。

キッズ携帯はLINEが使えないので、電話で連絡したい場合、通常の電話機能を使うことになります。

そうすると、親も同じ携帯会社で、かつ家族グループを作っていないと、30秒22円の通話料金が発生。

連絡頻度が多いと、キッズ携帯の基本料金以外に費用がかさんでしまいます。

かと言って、親のスマホをキッズ携帯と携帯会社を揃えるとなると、割高な大手キャリアのメインブランドを契約することに…。

うちは私も妻も格安SIMを利用しているので、家計の負担が増えてしまい、現実的ではなかったです。

位置情報の確認が無料かつ精細

比較項目キッズ携帯スマホ
利用料金月額220円~無料
精度若干の誤差あり非常に精細

3つ目の理由は、スマホでの位置情報の確認は無料、かつ精細だから。

キッズ携帯は、位置情報の確認のため別途有料のオプション契約が必要です。

また、某大手携帯ショップに務めていたころ、結構親御さんから位置情報に誤差があるという問い合わせを何度か受けたことがあります。

比較すると、キッズ携帯は10m前後の誤差があり、スマホはビルの中にいるなど精細に把握できる違いがあります。

子供の成長に合わせて制限を変えられる

4つ目の理由は、スマホの制限を自由に変更できるから。

キッズ携帯は、最初から機能自体が制限されていているので、子供の成長に合わせてできることを増やすことができません。

やりたいことが増えたタイミングで、結局スマホに買い替えるご家庭が多いです。

対してスマホなら、最初はできることはLINEのみに制限して、あとから使えるアプリを増やしていくということも可能。

使用時間やアプリ内課金の制限もばっちりです。

将来的に買い替える手間も費用もないので、スマホなら長く使うことができます。

キッズ携帯とスマホの違い

比較項目キッズ携帯スマホ
月額料金550円628円~
位置情報の確認月額220円~無料
連絡手段電話かSMS電話・SMS・LINEなど様々
管理方法キッズ携帯で設定変更
※位置情報の検索や連絡先の設定程度
親のスマホで使用時間やアプリ内課金など、細かく制限できる
通話料金22円/30秒
親も同じ携帯会社なら無料
22円/30秒
親も同じ携帯会社なら無料(LINEなら携帯会社問わず無料)
SMS送信料3.3円/1通3.3円/1通
LINEで無料メッセージが可
LINE使える
アプリの追加できる
防犯ブザー対応アプリで代用

キッズ携帯とスマホの違いを、表にまとめてみました。

ひと言でまとめるなら、キッズ携帯は通話とSMSしか使えない「ガラケー」、スマホは「通話もできる小さなパソコン」といったイメージです。

キッズ携帯は、最初から機能自体が制限されているので、できることは電話とSMS程度。

親が管理できるのは、位置情報検索の設定と連絡先ぐらいで、とてもシンプルです。

スマホは多機能ですが、使えるアプリをLINEのみに絞るなど、かなり細かく制限できます。

スマホの使用時間制限はもちろん、アプリ内課金やアプリの追加の制限も可能。

親子間で決めたスマホルールを見直したときも、すぐに設定を変えられるので、とても便利です。

キッズ携帯とスマホそれぞれのメリット・デメリット

キッズ携帯とスマホ、どっちもいい面も気をつけたい面もあります。

迷ったときは、下記の比較表を参考にしてみてください。

メリットデメリット
キッズ携帯
  • できることがシンプル
  • 防犯ブザー付き
  • 依存リスクが低い
  • アプリを追加できない(LINEなど)
  • 通話料金や家族全体の携帯料金を考えると高くなる場合あり
  • GPS検索が有料
スマホ
  • LINEが使える
  • 使用時間やアプリを制限して安全に使える
  • 位置情報の確認が無料、かつ高精細
  • ムダな費用をなくせる
  • ルール決めが必要
  • 使用制限の初期設定が必要
  • 依存に注意(親の使い方がかなり影響します)

子供のスマホは格安SIMで十分

キッズ携帯とスマホなら「スマホの方がいい」という意見ですが、だからと言って、子供のスマホに大手携帯会社のメインブランドを契約する必要はありません。

理由は単純で、子供にスマホを無制限に使わせる必要はないし、料金もできるだけ抑えたいからです。

大手携帯会社も格安SIMサービスを提供している

大手携帯会社も格安SIMサービスを提供する時代になりました。

大手携帯会社は、ひと月に使えるデータ容量でブランド分けしています。

事業者名NTTドコモKDDIソフトバンク楽天モバイル
メインブランドドコモauソフトバンク楽天モバイル
サブブランドUQモバイルワイモバイル
格安SIMブランド
※オンライン申込専用
ahamopovoLINEMO
※ドコモはメインブランの中に格安プランを用意、楽天モバイルは後発のためメインブランド自体が格安

大手携帯会社の格安SIMブランドなら、スマホ料金が割安で、かつ通信品質もいいので間違いありません。

「格安SIM=安かろう悪かろう」の時代は終わっています。

子供におすすめなのは「LINEMO」

大手携帯会社が提供するブランドの中で、特に子供におすすめできるのが、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」です。

LINEMOは、LINEのトークも通話も使い放題。

LINEの利用でデータ容量が消費しないので、LINE中心の使い方なら毎月990円でスマホを維持できます。

さらに、ソフトバンクと同じ高品質な回線を使っているため、位置情報も精細に確認可能。

LINEMOなら、安心して子供に持たせられるコスパの良い格安SIMブランドです。

まとめ|キッズ携帯とスマホのどっちを持たせるのが正解か

「キッズ携帯とスマホ、どっちを持たせるのがいいんだろう…」この答えは、ご家庭の方針や子供の性格によって変わってきます。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、比較しながら検討してみてください。

そのうえで、携帯業界で10年以上務めた私の答えは、「スマホをしっかり制限して使わせる」方が、長く使えてコスパもよく、親子ともにストレスが少ないと考えています。

さらに、料金や通信の安定性まで考慮すると、子供のスマホとしてぴったりなのがLINEMOです。

  • LINEが使い放題
  • 月額990円からスマホが持てる
  • 高品質なソフトバンク回線で安心

子供にスマホを持たせるなら、安心・安全・そして家計にやさしいLINEMOは非常におすすめ。

実際の利用者の声をまとめた「LINEMOは子供に持たせて安心?実際の口コミからメリット・デメリットまで徹底解説」という記事も用意しているので、参考にしてみてください。

子供用のスマホを検討しているなら、LINEMO公式サイトもチェックしてみてくださいね。

LINEMO(ラインモ)公式ページを見てみる

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