子供のスマホ選び、どこが安くて、どこがちゃんと使えるのか…不安はつきものですよね。
私も、上の子が小学5年生になったときにせがまれて、かなり比較検討しました。
この記事では、親も子供も安心して使える格安SIMを、「データ容量に対する料金、通信速度・品質、フィルタリング料金、サポート体制、初期費用」の5項目で徹底比較。
選び方のポイントと、おすすめの格安SIMを厳選してTOP5のみランキング形式で紹介しています。
「どの格安SIMを選べばいいのか分からない」という方でも、迷わず選べる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
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けい元携帯ショップ店長
2児(小学生と中学生)の父。携帯業界で10年以上の勤務経験があり、2014年から10社以上利用している格安SIMマニア。2019年に格安SIMのブログを立ち上げてから、気がつけば5年以上も毎日格安SIMの比較ばっかりしています。
本当に使える格安スマホとは?
当ブログでは、本当に使える格安スマホとは「通信速度や品質が安定していて、いつでもストレスなく使える格安SIM」と考えています。
つまり、「格安の携帯会社でちゃんと使えるところはどこ?」ということです。

子供が使うスマホだからこそ、いつでもちゃんと連絡できるように、しっかり確認しておきたいポイントですね。
注目すべきは「お昼の通信速度」
「いつでもストレスなく使える」とは、最も通信が混雑するお昼でも快適に使えることが条件。
具体的には、お昼12時台の通信速度が10Mbps以上出る格安SIMが目安となります。
10Mbp以上出ていれば、たいていのことは快適に使えるからです。
サービス名 | 推奨される通信速度の目安(下り) | 備考 |
---|---|---|
LINE | 0.1~1Mbps | テキスト・通話中心の場合 ビデオ通話は5Mbpsほど |
YouTube | 0.5~20Mbps |
|
Netflix | 3~15Mbps |
|
TikTok | 10~20Mbps | ー |
5~10Mbps | 画像や動画の閲覧は、10Mbpsほど | |
X(旧:Twitter) | 5Mbps | 画像や動画の閲覧は、10Mbpsほど |
PayPay(QRコード決済) | 1Mbps | ー |
ネットの検索・閲覧 | 5Mbps | テキスト中心なら、1Mbpsで十分 画像が多いと、5Mbpsほど |
通信速度は実利用に近い状態で比較する
当ブログは、お昼の通信速度を「平均速度」ではなく「中央値」で比較しています。
一般的に使われている「平均速度」では、極端に速い計測結果の影響を受けて、実態とのズレが出てしまうからです。
その点「中央値」なら、より実態に近い通信速度で比較できるので、本当に使える格安SIMが見つけやすくなります。
ここだけは押さえて!子供の格安SIM選びで失敗しない5つのポイント
ここからは、子供の格安SIM選びで失敗しないために、特に大事な5つのポイントを紹介していきます。
格安SIMは「料金が安いから」で選ぶと、あとで後悔することも…。
実際、私も料金の安さだけで格安SIMを選んで、何度も泣かされました。



親も子供もストレスなく安心して使えるよう、しっかり確認してみてください。
①MNO(大手キャリア)の格安SIMから選ぶ
MNOの格安SIM | MVNOの格安SIM |
---|---|
|
|
MNOの格安SIMなら、混雑時の速度の遅さを感じず使えるから。
格安SIMには、MNOとMVNOの2つの事業者が存在しますが、MVNOはMNOから回線を借りているため、利用者が増える時間帯に速度が遅くなります。
酷いと電波が悪いと錯覚するレベルで、私はGoogleマップやPayPayが使えない経験を何度もしてきました。



MNOの格安SIMから選べば、いつでも問題ない速度で使えて安心です。
②お家のWi-Fiとのセット割込みで料金を比較する
ブランド名 | 対象のインターネット回線 | 割引額(月額) |
---|---|---|
Y!mobile |
| 最大1,650円 |
UQ mobile |
| 1,100円 |
ドコモmini |
| 1,210円 |
契約中のWi-Fi(インターネット回線)次第で、セット割で安くなる格安SIMもあるからです。
MNOの格安SIMで、インターネット回線とのセット割に対応しているのは、上の表の3社。
例えば、Y!mobileならインターネット回線とのセット割適用で月額1,265円になります。



お家のWi-Fiでセット割が入るなら、より条件のいい格安SIMが選べてお得です。
③初期費用を確認する
初期費用(契約事務手数料) | ブランド名 |
---|---|
無料 |
|
3,850円 ※オンライン申込の場合は無料 |
|
契約時の初期費用は、バカにできない金額です。
MNOの格安SIMでかかる初期費用は、契約事務手数料3,850円と高いから。
子供のスマホと一緒に家族のスマホ料金の見直しをすると結構な金額になります(うちの場合、4人家族だから約15,000円…)。
Y!mobileとUQ mobileは、オンライン申し込みじゃないと事務手数料が無料にならないので注意したいところ。



無駄な出費で家計を圧迫しないよう、しっかり確認したいポイントです。
④スマホのセット販売の有無を確認する
セット販売対応状況 | ブランド名 |
---|---|
〇 |
|
ー |
|
スマホのセット販売をしていない格安SIMもあるからです。
例えば、MNOの格安SIMだと「LINEMO」と「povo」は、スマホのセット販売をしていません。
自分でスマホを購入するのが不安なら、スマホのセット販売は重要な項目。
格安SIMの申し込みとスマホの購入を1度に済ませられるので、スマホの契約事が苦手ならセット販売している格安SIMを選ぶと安心です。
スマホを安く購入したい場合は違ってくる
購入元 | 本体価格 | |
---|---|---|
iPhone 16e 128GB | Google Pixel 8a | |
Apple(公式サイトもしくは家電量販店) | 99,800円 | 72,600円 |
NTTドコモ | 118,910円 | 84,480円 |
Y!mobile | 119,088円 | 59,472円 |
UQ mobile | 112,800円 | 63,000円 |
楽天モバイル | 104,800円 | 取り扱いなし |
「スマホをセット販売している = マージンなどが上乗せされた金額で販売している」可能性もあるからです。
機種にもよりますが、iPhoneの場合、メーカーであるApple社の価格が1番安くなっています。
最近だと、メーカーでも手数料無料で分割購入できるようになっているので、スマホの本体代金も安く済ませたいなら、メーカーの価格と比較しましょう。
⑤必要なサポート体制を確認する
LINEMO |
| Y!mobile |
|
---|---|---|---|
povo | 有人チャット | UQ mobile |
|
ahamo |
| ドコモmini |
|
格安SIMによって、店頭サポートや電話サポートなどサポート体制に違いがあるから。
不明点を対面で聞きたい方は、店頭サポート対応の格安SIMを選ばないと苦労します。



逆に、普段から携帯ショップにいかない方は、有人チャットでも十分でしょう。
本当に使える格安スマホランキング!子供におすすめの格安SIM5選
ここからは、本当に使える子供にピッタリな格安SIMをランキング形式にまとめました。
主要な13の格安SIMを実際に使い比べて、親目線で選定。



迷わず選べるよう、特におすすめのTOP5だけ厳選して紹介します。
第1位:LINEMO
3.99点
3GB利用時の料金 | 990円 | 10GB利用時の料金 | 2,090円 |
---|---|---|---|
初月日割り計算 | ◎ | 割引 | ー |
回線 | ソフトバンク回線 | 通信速度(お昼の下り中央値) | 29.08Mbps |
初期費用 | 無料 | フィルタリング料金 | 無料 |
店頭サポート | ー | 端末販売 | ー |
事業者 / 種別 | ソフトバンク株式会社 MNO | 公式サイト | https://www.linemo.jp/ |
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
LINEMOは、親子間でLINEのやりとりが多いなら最適な格安SIM。割引条件なしで、3GBまで月額990円で使えます。料金プランは2種類。~3GB、~10GBの2ステップ制プランと30GBの定額制プランです。フィルタリングと初期費用は無料。最大の特徴は、追加料金なしでLINEがデータ消費ゼロで使い放題な「LINEギガフリー」サービス。ギガを使い切ってもLINEは速度制限されないので、子供との連絡手段がLINE中心なら、LINEMOは最適な格安SIMです。
第2位:楽天モバイル
3.91点
3GB利用時の料金 | 1,078円 | 10GB利用時の料金 | 2,178円 |
---|---|---|---|
初月日割り計算 | ー | 割引 |
|
回線 | 楽天回線(一部au回線) | 通信速度(お昼の下り中央値) | 39.95Mbps |
初期費用 | ー | フィルタリング料金 | 月額330円 |
店頭サポート | ◎ | 端末販売 | ◎ |
事業者 / 種別 | 楽天モバイル株式会社 MNO | 公式サイト | https://network.mobile.rakuten.co.jp/![]() ![]() |
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
楽天モバイルは、コスパ最強の格安SIM。小学生は3GB月額638円から、中学生以降は3GB月額968円から使えます(割引は22歳まで)。料金プランは、~3GB、~20GB、20GB超~無制限の3ステップ制で、無制限でも月額3,168円と使い放題最安です。また、家族で楽天モバイルにまとめると、全員が毎月110円割引される家族割もあり。フィルタリングサービスは月額330円と有料ですが、初期費用は無料です。さらに、実店舗でのトラブル相談に対応。使い方やお子さんの成長に合わせて、コスパよく長く使いたいご家庭にピッタリです。
第3位:ahamo
3.57点
3GB利用時の料金 | 2,970円 | 10GB利用時の料金 | 2,970円 |
---|---|---|---|
初月日割り計算 | ◎ | 割引 | ー |
回線 | ドコモ回線 | 通信速度(お昼の下り中央値) | 30.21Mbps |
初期費用 | 無料 | フィルタリング料金 | 無料 |
店頭サポート | ○ | 端末販売 | ◎ |
事業者 / 種別 | 株式会社NTTドコモ MNO | 公式サイト | https://ahamo.com/![]() ![]() |
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
ahamoは、ドコモ回線の中ではコスパ最強な格安SIM。割引条件なしで、30GBを月額2,970円で使えます。ドコモ回線をこの価格で使えるのは、大きな魅力。フィルタリングも初期費用も無料で、親子で安心して使えます。さらに、月額1,980円の「大盛りオプション」を付ければ、データ容量を110GBまで増量可能。コスパよくドコモ回線を子供に持たせたいご家庭にピッタリです。
第4位:Y!mobile
3.36点
3GB利用時の料金 | 2,365円 | 10GB利用時の料金 | 4,015円 |
---|---|---|---|
初月日割り計算 | ◎ | 割引 |
|
回線 | ソフトバンク回線 | 通信速度(お昼の下り中央値) | 21.32Mbps |
初期費用 | 店舗申込:3,850円 オンライン申込:無料 | フィルタリング料金 | 無料 |
店頭サポート | ◎ | 端末販売 | ◎ |
事業者/種別 | ソフトバンク株式会社 MNO | 公式サイト | https://www.ymobile.jp/ |
メリット | デメリット |
---|---|
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Y!mobileは、スマホ初心者のご家庭におすすめの格安SIM。3GBまで月額2,365円ですが、対象の光回線とのセット割やPayPayカードでの支払い割を適用すると、月額1,078円まで下げることも可能です。料金プランは3種類で、~4GB・~30GB・~35GBの定額制。家族割にも対応しており、家族でY!mobileにまとめると、2人目以降は月額1,100円の割引が受けられます。フィルタリングは無料、初期費用(通常3,850円)もオンライン申し込みなら無料。さらに、トラブル時には実店舗で相談できるのも安心ポイント。家族でまとめてお得にしたい、スマホ初心者のご家庭におすすめです。
第5位:UQ mobile
3.14点
3GB利用時の料金 | 2,948円 | 10GB利用時の料金 | 3,828円 |
---|---|---|---|
初月日割り計算 | ◎ | 割引 |
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回線 | au回線 | 通信速度(お昼の下り中央値) | 25.17Mbps |
初期費用 | ◎ | フィルタリング料金 | 無料 |
店頭サポート | ◎ | 端末販売 | ◎ |
事業者 / 種別 | KDDI株式会社 MNO | 公式サイト | https://shop.uqmobile.jp/shop/ |
メリット | デメリット |
---|---|
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UQ mobileは、au回線派のご家庭におすすめの格安SIM。3GBまで月額2,948円ですが、対象の光回線とのセット割やau PAYカードでの支払い割を適用すると、月額1,628円まで下げられます。料金プランは、~5GB、~10GBの2ステップ制プランと、35GBの定額プランの2種類。家族でUQ mobileにまとめると、全員が毎月550円割引される家族割もあります。フィルタリングは無料、初期費用(通常3,850円)もオンライン申し込みなら無料。さらに、トラブル時には実店舗で相談できるため、スマホ初心者のご家庭でも安心です。家族でau回線にまとめたい方にピッタリです。
まとめ|迷ったらこれ!子供にピッタリな格安SIMはLINEMO
ブランド名 | 総合評価 | 特徴 | 月額料金 |
---|---|---|---|
LINEMO(ラインモ) |
|
| 3GBまで 990円 |
楽天モバイル![]() ![]() |
|
| 3GBまで 小学生は638円 中学生以降は968円 |
ahamo(アハモ)![]() ![]() |
|
| 20GB 2,970円 |
Y!mobile |
|
| 4GB 2,365円 |
UQ mobile |
|
| 5GBまで 3,828円 |
これまで紹介したランキングを踏まえ、迷ったときに選びたい格安SIMは「LINEMO(ラインモ)
実際に使い比べて、子供に最適だと実感しています。
- 3GBまで月額990円
- 3GBで足りない場合、自動的に10GBまで2,090円で使えるよう変動
- LINEの通話やトークが、データ消費なしで使い放題
- ソフトバンク回線で、通信が安定していて速度が速い
- 初期費用が無料で家計に優しい
- スマホ本体は、お下がりスマホを使っても、安いところを探して購入してもOK
LINEMOは、子供が使う格安SIMとして、コスパ・使い勝手ともに優秀。
親も子供も安心して使える格安SIMです。



どの格安SIMがいいか迷ったら、まずはLINEMOを検討してみてください。